税理士なんていらない?
自分は正しく申告できているだろうか・・・と不安な方の中にも、もしかしたら必ずしも税理士は必要ないかもしれません。
なぜなら税理士(税理士事務所)以外にも、税に関して相談できる機関・団体が有るからです。
3つの税の相談窓口
税務署
商売をやっている方であれば、確定申告などでお世話になったことがある人がほとんどだと思います。
もしあまり縁がないという人も、名前を知らない人は恐らくいないでしょう。
さて、税務署でも、税の相談に乗ってもらえることをご存知でしょうか?
しかも、料金は無料ですので、利用してみるのも良い選択だと思います。
ただし、一度利用して頂ければわかりますが、税務署の無料相談は、行政サービスの一つのようなものなので、接客という視点での質は高くない場合がほとんどです。
また、一番聞きたいことが多い時期である「所得税の確定申告時期(2月~3月)」は大混雑しますし、さらには、事前予約が必要で、かつ相談時間として確保してくれている時間は1時間程度とあまり長くはありません。
そして、何より税務署での立ち位置から、「節税」を指南してくれることはまずありえません。
節税したい(脱税ではなく)ですとか、個人の込み入った事情などを相談する場としてはあまり勝手は良くないようです。
(そのようなご要望には、是非当事務所のような税理士の事務所にご相談下さい。)
正しい申告をするためだけに利用するには非常に良いサービスですので、まずは一度税務署に相談してみるのもいいかもしれませんね。
青色申告会(個人)、法人会(法人)、商工会、商工会議所
こちらは、記帳の指導や申告のサポートをする団体です。
有料ですが比較的安価で対応してくれます。
しかし、会員限定のサービスの為、各団体(青色申告会、法人会、商工会議所など)の会員になる必要が有ります。
またあくまで、相談をすることができるだけで、申告は個人(法人)が自ら行うことが前提です。
(会によっては相談とは別料金で、代行業務を請け負うところもあります。)
その他の税(相続など資産に関する税務)、資金繰りなど、経営のアドバイスなどが必要な場合は、ちょっと物足りないかもしれませんが、料金はリーズナブルですので、確定申告の外注がどのようなものなのかをお試しで確認する場合や、とにかく確定申告だけ乗り切ることができればOKという場合は良い選択だと思います。
税理士事務所
税理士事務所は、クライアントの目的・ご要望に合わせて、出来る限り(法の範囲内で)の節税や資金繰り、財務の健全化などのアドバイスを行います。
経営者、事業主のパートナーとして、その他経営に関するサポートも付帯業務または付加業務で行っている場合がほとんどです。
また、個人の資産について、相続や贈与で多くの資産を取得した場合においても、できるだけ税金がかからない事を目指します。
さらに、過去の申告に対して、税務当局から税務調査が入った場合に一緒に折衝してくれる心強い存在です。
以上、税の相談が出来る場所をご紹介しました。
あなたが必要としている税の相談窓口を見つけて下さい。
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お問い合わせ
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