「事業で成功すれば、サラリーマン時代には考えられないお金を稼ぐことができる」
そういう夢をいだいて脱サラして起業した方も世の中には多くいらっしゃいます。
ですが、事業支援をする中で多くの脱サラ起業家が陥る罠があり、そのような事例を支援をs多数みております。

「同じような失敗をしてほしくない」という思いで記事を作成いたしました。

スタート時に、なるべくお金をかけずに一人で何でもやる方がいらっしゃいます。
起業のために資金をコツコツためて準備してきただけに、「大切に使いたい気持ちは私も起業経験者として痛いほど分かります」。

しかし、事業を軌道に乗せるためには
自分一人で事業の全ての業務をこなすことは不可能で、専門家や協力業者の存在が必要となってきます。
ですが、そこに『どう』『いくら』お金を掛けるのか、なかなか悩ましいところであります。
ここで大事なのはサラリーマン時代の感覚を捨てることです。

 

サラリーマン感覚が抜けきらず、失敗例を数多く見てきました。

失敗には必ず理由があります。

プロ野球の故野村克也監督は肥前国第9代平戸藩主、松浦清の言葉の
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」

とよくおっしゃったように、負けるべくして負けるのです。

その理由も一つではないのですが、私が大きな要因だと思っていたことの一つを私の知人の社会保険労務士が分かりやすい表現でSNSで伝えていたので、本稿で共有させていただきます。

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サラリーマンが仕事で何か不明点があったとき「自分の脳ミソだけでがんばる」とか、「会社の外の専門家に個人的にお金払って情報を得たり、知見を得たり」とかは、どちらもありえません。

まずは上司や同僚に質問し、そこで解決しなければ『社内の誰か、わかる人』に相談します。そのときに相談料を自腹で相手に払うなんてことも、ありません。

むしろ、その相談している時間は自分の給料がもらえる時間で、会社の仕事をしているわけですから。

つまり、お金をもらいながら自分の仕事に必要な情報を手に入れてそして仕事の成果を出す。これがサラリーマンの仕事のやり方です。

これは、社長の場合でも会社の規模が大きくて人が多くて、社内に相談できる相手がいるなら(他の役員とか、秘書とか)、その相手に会社として給料は払っていても、相談料を追加で払うことはありません。

もちろん、その相談時間に対しては社長本人の役員報酬が発生しています(社長が報酬をもらう、という意味)。

それでは、今の内容を個人事業主や、小規模会社の社長で考えてみましょう。

彼らが自分のビジネスに必要な情報を外部から手に入れようと思ったら?

ここでちょっと考えてほしいのですけど、自分が持っていなくて、しかし手に入れたいと思っているものが目に見えない情報ではなく、目に見える「ブツ」の場合『お金を払って買う』のがフツーでは?まさか、お店の人に黙って勝手に持って帰ってきたりなんてこと、しませんよね?
じゃあ『情報』は?

実はこれ、世間には『無料で手に入る情報』というのが山ほどあるため「情報=無料」という勘違いをしがちですけど、「無料」と明記されてない限り『有料があたりまえ』と思った方がいいです。

人から直接、教えてもらう場合は!立ち話程度に『ちょっと教えて』とか、無料公開の情報にかぶせるように『ウチの場合だと、どうなの?』とか、このような質問はドロボウと同じだと思った方がいいです(単に相手が 110番通報しないだけ!)。

例えば次のような場面を想像してほしいのですけど、ラーメン屋さんで『小ライス無料サービス』みたいなメニューがあったとき、その『小ライス』だけを食べて1円も払わずに済ませるなんてこと、しないでしょ?(そんな注文したら怒られます)

『ちょっと教えてくれるくらい無料で』という考え方は、無料で小ライスだけを食べるのと同じですからね。
現在、サラリーマンとして会社から給料をもらって仕事している人が、社外にいる友人など親しい関係の専門家と、または会社勤めだった人が脱サラして1人でビジネスを始めて(いわゆる起業というやつ)、名刺交換会などで知り合った専門家とそれぞれ何かの機会にちょっとした世間話をするとき、『ドロボウ』してないかどうか?その会話の内容にはくれぐれもご注意ください。
サラリーマンにとっての『正義』は会社の外では『犯罪』だったりすることの、ひとつの例でした。
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いかがでしたでしょうか?

もしかしたら「ドキッ!」とした方もいるのではないでしょうか。

専門家や協力業者もビジネスでやっている以上、無料で情報を提供したのではビジネスが成り立ちません。

「タダでやってくれよ」という姿勢でいれば自然と距離を置かれ、いつの間にか孤立無援状態になってしまい、事業の発展が難しくなります。

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