早いもので令和3年もひと月経過しました。我々の業界は繁忙期突入の状態で、日々バタバタしながら業務に従事しているので、余計に時間が経つのが早い感じです。

ただそんなことも言っていられないほど、2月からは更に忙しくなります。皆さんご存じの通り、いよいよ所得税の確定申告が始まります。

個人の税金の計算期間は暦年である1月1日から12月31日と決まっており、申告期限は3月15日までとなっております(但し亡くなった場合など例外もありますが…)。法人であれば任意で事業年度を設定するとこが出来るため、ある程度時期の分散は可能ですが、そういった意味で個人はそうはいかないんですよね…ですので私としては忙しいのは税理士として栄誉なことだと思うようにして、とにかく「気合い!」で乗り切ると毎年心に決めて臨んでおります。

さてそうは言っても時期が集中すると行政側も対応のキャパを超えてしまうということで、毎年1月末頃より国税庁の依頼を受けて、税理士による確定申告の無料相談会を実施してきました。私も毎年2日程度従事していて、本年も当初は感染防止に努めながら開催の予定で2日間の従事が決まっておりましたが、緊急事態宣言の発出を受け、先週急遽中止が決定しました。

無料相談会では年金と医療費控除の申告や退職された方の申告など、割と簡単な案件に対応していましたが、それが無くなったことにより申告が必要な方は税務署にて直接相談する流れに変わりました。しかし私の事務所がある中野区の場合、中野税務署に行っても相談には乗ってもらえません。というのも例年確定申告時期になると税務署が大変混み合うため、相談業務は広い会場で実施することにしたのです。ちなみに中野区であれば今年は新宿駅にあるLUMINE0で行っています。

(国税庁HP)中野税務署・令和2年分確定申告のお知らせ

ただ広い会場を確保しているとは言っても、密な状況になると予想されるので、今年は会場に入るには「整理券」が必要なようですね。ということは今までのように自分の好きな時間にふらっと行くことは出来ないのでは無いでしょうか?ましてや無料相談が無くなった以上、そこで申告をしていた方の受け皿として対応しないといけないことも考えると、税務署での相談は非常に狭き門となりそうです。もしかすると仮に税務署の相談に行けたとしても、ちょっと込み入った案件であれば「税理士の有料相談」を勧められる可能性が十分にあります。

当事務所としてもそういったことを想定して確定申告の準備を進めております。しかし既に多くのご依頼をお客様より受けており、対応できる数には限りがあります。こちらのコラムを拝見された方で、昨年「新たに事業を開始した」「相続で事業を引き継いだ」「住宅ローンでマイホームを購入した」「不動産を売却した」「株やFX、先物取引、暗号資産などの売買があった」という方は2/15まで、それ以外の簡易な案件につきましては、空きがあれば3/10までにご相談頂ければご対応致します。

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