この原稿を書いている5月下旬ですが、25℃の夏日を超える日が毎日のように続き、皆さまにおかれましても、早くもバテてしまっているような感じではないでしょうか。
それだけでなく前日との気温差が10℃以上になることも珍しく無くなっています。
人間に限らず、動物は気温の急激な変化が一番体にダメージとなりやすい様で、そういった意味では体調管理が非常に難しい環境となってしまったということですね。
世界でも異常気象がここ10年位頻発しているだけに環境問題は待ったなしというところで、少しずつSDGsを意識しながら生活することが環境改善の第一歩かと思います。
そんな厳しい環境の中でも、良いパフォーマンスを維持しながら仕事はしていかなければなりません。
そのためには何よりも体調管理が大事になってくるかと思います。恐らく皆さまの方でも色々と対策はされているかと思いますが、参考までに当事務所の取り組みをご紹介させて頂きます。
当事務所では夏は27℃、冬は23℃、湿度は40~60%になるよう、エアコン、加湿器などを駆使して室内環境を調整しております。政府の推奨は夏28℃、冬22℃の様ですが、私の肌感覚ですと上記の方が快適性を感じましたので、その温湿度を基準としました。
また基準温湿度に早くした方がその後の光熱費が削減されるということで、スイッチを入れるときはマックスの設定にして、基準温湿度に達したら設定温度等もそれに近づけるように設定を変えます。
それ以外にも足元が寒いというスタッフにはミニホットカーペットを支給したり、寒さを感じやすいトイレやミーティングルームにもミニストーブを設置しております。
これだけを見るとかなり光熱費が掛かりそうな感じですが、人感センサー付きのものを使用しているので、ムダ遣いは上手く防止できています。
人によっては「えっ!ここまでやるの?」と思われるかもしれませんが、私やスタッフにとっては非常に重要と捉えております。
以前にもお話しした通り、私は生まれつき体がそれほど強くありません。故にちょっとした温度や湿度の変化にも弱く、季節の変わり目は毎年のように風邪をひいておりました。
そうなると良いパフォーマンスは発揮できず、業務に支障を来しかねませんし、だましだましやろうとすると体調不良を長引かせてしまってかえって良くないです。
しかしそういった対策のお陰か、ここ数年は季節の変わり目でも風邪をあまり引かなくなりましたね(自分のペースで仕事が出来るようになった、満員電車に乗らなくなったというのもあるとは思いますが)。
そう考えると体が強くなかったということを自覚できたからこそ、体調に関して細心の注意を払えるようになったと言えるかもしれません。
一般的には「無病息災(病気にかかることなく、健康に暮らすこと)」が良いと言われておりますが、全く病気に罹らないと自分の体を過信して健康管理を怠る人も多いと聞きます。
その怠ったツケは知らず知らずの間に蓄積される様で、突然異変が現れることも多いようです。そこで頑張って元に戻そうと思っても、完全に元に戻るには不摂生の期間と同じ時間が必要とのことです。
そんなこともあって最近は「一病息災」の方が良いのではと言われております。
ウイークポイントは通常ネガティブに捉えがちですが、そういうものがあるからこそケアを怠らなくなり、力を発揮できるようになるのであれば、自身のウイークポイントも受け入れやすくなるのではないでしょうか?