…負のスパイラルから抜け出す「発想の転換」
家業を継ぐと決意し、親の会社に入社した2代目、3代目の後継者の皆様、元気で業務に当たっていますか?
現場の仕事もそこそこ覚えたはずなのに、「どうも上手くいかないな~」と思い悩んだりしていませんか?
なぜこんなことをお尋ねしたのかと言うと、実はそのような時期に後継者はストレスまみれになっていて、身動きが取れない状態に陥ることが多いからなんです。
というのも後継者が会社の仕事をある程度覚えると、何となく
「自分が会社の経営を預かった未来の状態」をイメージします。
その時のイメージが、自分が会社を譲り受けた際の理想像と言えるでしょう。
そして、その理想の状態(イメージする未来)と現状を見比べて、そのギャップを測ります。
このギャップを埋めるために、先代や社員が自分の思い通り動いてくれることを無意識に期待してしまいます。
しかし現実はそれほど上手くいくものではありません。
従業員に対して後継者がリーダーシップを取ろうとすると、
なぜか反抗的な態度をとる従業員が出てきたりします。
そんな従業員の態度を見て、
「従業員が困らないよう会社を継いだのに、従業員は自分に協力しようとしない・・・」など、
自分の思いを裏切られたような気持になり、その状態が続くと次第に孤立するなど苦しい状態となります。
しかし、その悩みを誰にも相談することが出来ず、一人で深い闇の中でもがくようになる・・・。
そんな後継者が世の中にはたくさんいらっしゃいます。
そんな時は、是非「税理士」に頼って、相談してください。
とある「家族や社内の人間以外に誰に悩みを相談するか?」というアンケートでは、
「税理士に相談する」、という回答が一番多かったそうです。
やはり普段から定期的に顔を合わせているだけに、気心が知れていて話しやすかったり、
会社のお財布事情も分かっていることで安心感もあるのでしょう。
当然我々税理士も顧問先のピンチを放っておくわけにはいきませんから、出来うることを必死に支援します。
「税務・会計を通じてお客様の健全な発展をサポートする」と理念で掲げている当事務所も当然に、全力で、経営サポートを行います。
経営サポートは「税理士の使命」であるからです。
税理士とそういう関係を望む後継者は、当事務所とご契約をして頂けるのであればベストですが、
中々すぐには難しいという後継者もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために1つだけお伝えできるとしたら、
上記の状況は自分が勝手に周囲の人たちに期待して、
期待通りに動かないことに勝手に憤りを感じているだけです。
しかし本当はご自身でも、自分の期待通りに周囲や物事が動く訳ではないのは最初から分かっているはずです。
であれば「彼らは自分の思い通りには動かないだろうなぁ」という風に、前提を変えてみてはいかがでしょうか?
そう思うことができさえすれば、実際にそうなったとしても腹が立つことはありません。
その先は、「協力的でない」人に「協力しよう」と思わせるには何をすれば良いのか?
という新たな課題が見えてくるはずですので、あとは課題クリアに向けてコツコツと行動に移していくだけ、
ですよね?きっと会社のことを大切に考えているあなたならできるはずです。
こういった「発想の転換」をすることで事態が好転することは良くありますよね。
「どうも上手くいかないな~」と思ったら、是非、試してみて下さい!
(参考:月刊ビジネスサミット2020年11月号)
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